リライト

◆結婚式の謝辞リライト(添削あり)◆

(元の文章)
皆様、本日はお忙しい中、私たち二人の結婚式にお越しいただきありがとうございました。
スピーチや余興をしてくださった方々、会場スタッフの方々、そして暖かいご祝辞をいただいた皆様に改めて御礼を申し上げます。

私たちは去年の九月に出会い、その半年後に婚姻届を提出、新たに所帯をもつなど、この一年間で人生が一気に変わりました。
そんな私たちを認め、ずっと支えてくれた両親がこの場を借りて御礼を申し上げます。         
私たち二人で温かい家庭を築いていけるよう誠心誠意努力いたしますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

最後になりましたが、ご列席の皆々様方のご健康とご多幸をお祈りいたしまして、私たち二人の挨拶に代えさせていただきます。
皆様、今後ともわたくしたち夫婦を宜しくお願い致します。
本日はありがとうございます。

(リライト後)
皆様、本日はご多用の中、私たち二人の結婚式にお越しいただきありがとうございました。
心のこもったスピーチや余興、頂戴した温かいご祝辞、そして会場スタッフの皆様へ、改めて御礼を申し上げます。
 
私たちは昨年の九月に出会い、その半年後に婚姻届を提出、新たに所帯をもつなど、この一年間で人生が大きく変わりました。
そんな私たちを認め、ずっと支えてくれた両親にこの場を借りて感謝の気持ちを伝えます。
これから二人で幸せな家庭を築いていけるよう努力して参りますので、これからも末永く見守り続けてください。
 
結びに、ご列席の皆様方のご健康とご多幸をお祈りいたしまして、私たち二人の挨拶に代えさせていただきます。
皆様、今後とも私たち夫婦を宜しくお願いいたします。
本日は誠にありがとうございました。

(添削ポイント)
・「忙しい」「方々」「去年」「最後」「皆々様」は結婚式では使わない方が良いとされる「忌み言葉」です。
(不孝や離婚などを彷彿とさせる言葉や、結婚式は一度だけが望ましいという事で重ね言葉(方々、皆々様など)はNGです)
・「暖かいご祝辞をいただいた皆様」は、まず「暖かい」が誤字ですし、「いただいた皆様」で若干の主語述語のねじれが生じます。
・「誠心誠意」は、なんとなく謝罪などを彷彿とさせる言葉ですので外しました。
・「御礼を申し上げます」や、文頭の「私たち」、それから「よろしくお願いいたします」が文中に重なって登場してしまっているので片方は表現を変えました。
・なぜか一カ所だけ「わたくしたち」になっていたので「私たち」に修正しました。
・結びは「ありがとうございます」ではなく「ありがとうございました」が適切です。